個人開発でiOSアプリを10本リリースしてきましたが、開発用PCのセキュリティソフト選びには一つ特有の悩みがあります。重いと開発効率が直接落ちることです。
ビルド、シミュレータ起動、大量のファイル操作。開発作業はディスクI/Oが激しく、リアルタイムスキャンと相性が悪い。かといって無防備にするわけにもいきません。
その視点で ウイルスバスター クラウド を調べました。この記事は公開されている料金体系と評判を整理したものです。
料金(2026年版)
2026年から料金体系が再編され、「2年版」が廃止されて1年版・3年版の2択になりました。
| プラン | 価格(新規・税込) | 1年あたり | 月額換算 |
|---|---|---|---|
| 1年版 | 7,480円 | 7,480円 | 約623円 |
| 3年版 | 17,930円 | 約5,977円 | 約498円 |
3年版にすると1年あたり約1,500円安くなります。3年使う前提なら差額は約4,500円。継続して使うつもりなら3年版のほうが明確に得です。
台数は基本的に3台版での提供で、PC・スマホ・タブレットをまとめてカバーできます。
※料金・プラン構成は変更されます。購入前に公式サイトでご確認ください。
評価されている点
2026年版の評価で高い項目として挙げられていたのは次の3つです。
- 使いやすさ — 設定画面が分かりやすく、専門知識がなくても扱える
- 動作の軽さ — 常駐時の負荷が抑えられている
- 機能バランス — 過不足のない構成
国内シェアが高く、日本語のサポート情報が充実している点も、トラブル時には実質的な利点になります。
指摘されているデメリット
「PCが重くなった」という声が最も多い
口コミで一番多いのがこれでした。特にソフトのアップデート時と、フィッシング詐欺対策アドオンを追加した場合に顕著だとされています。
開発作業をする立場としては、ここが一番気になる点です。対策としては次のように考えています。
- アドオンは必要なものだけ有効にする
- ビルド出力先やパッケージのキャッシュディレクトリを、リアルタイムスキャンの除外設定に入れる
- アップデートは作業を止めていい時間帯に寄せる
除外設定は多くのセキュリティソフトに共通する対処です。「重いからソフトを外す」より、「重くなる場所を外す」ほうが安全です。
ハイエンド用途や大家族には他社が合う場合がある
4Kストリーミングや負荷の高いゲームを常用するPC、あるいは台数無制限が欲しい大家族には、ESETやマカフィーのほうが条件に合うケースがあると指摘されていました。
私のように個人開発用のPC1台とスマホ程度であれば、3台版で足ります。
個人開発者としてどう考えるか
セキュリティソフトを入れる理由は、ウイルス対策だけではありません。
個人開発では、App Storeへの申請アカウント、決済サービスの管理画面、各種APIキーを同じPCで扱います。開発用PCは、事業用の資産が集中している場所です。ここが侵害されると、アプリの配信権限ごと失う可能性があります。
年間7,480円(3年版なら約5,977円)を高いと見るか安いと見るかは、そこに何を置いているか次第です。私は体調の波の中でなんとか10本のアプリをリリースしてきたので、その積み上げを一度で失うリスクのほうが大きいと考えています。
まとめ
- 2026年から1年版7,480円/3年版17,930円の2択(2年版は廃止)
- 継続前提なら3年版で1年あたり約1,500円安くなる
- 評価が高いのは使いやすさ・動作の軽さ・機能バランス
- 最多のデメリットは「PCが重くなった」。アップデート時とアドオン追加時に顕著
- 開発用途ならビルド出力先をスキャン除外に設定するのが現実的な対処
- 台数無制限が必要なら他社を検討する
※本記事は公開されている情報と評判をもとに整理したものです。料金・仕様は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。


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