非定型うつと診断された日、医師から言われたのは薬の話ではなく、「日光を浴びること」と「体を動かすこと」でした。セロトニンの分泌のためだそうです。
言われたことは理解できました。問題は、その二つが一番できないことだった点です。
外に出るには、着替えて、靴を履いて、玄関を開ける必要があります。夕方まで寝てしまう日には、そもそも外が明るくない。「散歩をしましょう」は正しいけれど、実行できない日が続きました。
そこで室内でできる方法を探しました。この記事はその過程で気になっているものをまとめたものです。
1. ステッパー:立てれば使える
静音ステッパー のような踏み台昇降の器具です。
選ぶ理由は運動効果ではありません。準備が要らないことです。
散歩は「着替える→靴を履く→外に出る」という3段階があり、動けない日はこの最初の段階で止まります。ステッパーは立ってその上に乗るだけで始まる。段階がゼロです。
静音性は集合住宅なら必須の条件になります。音を気にして使えなくなると、置いてあるだけの物になります。
2. フィットネスバイク:座ったままできる
折りたたみ式フィットネスバイク です。
これを候補にしている理由は、立てない日があるからです。
体が重い日は、立っていること自体が負担になります。そういう日に「今日は運動できなかった」と記録が途切れると、翌日のハードルがさらに上がる。回復期は「できることだけやる」と割り切ったほうが結果的に早いという実感があるので、座ったままでも成立する選択肢を持っておく意味があります。
折りたためるタイプなら、使わない期間に部屋を圧迫しません。動けない時期が続いても、罪悪感の象徴として部屋の真ん中に居座らずに済みます。
3. ストレッチポール:寝たままできる
ストレッチポールEX です。
これは運動というより、長時間寝ていることの副作用への対処です。
1日12時間以上同じ姿勢でいると、肩甲骨まわりが固まります。ポールの上に仰向けに乗るだけで胸が開き、呼吸が深くなる感覚があります。寝転がったままできるので、動けない日でも成立します。
睡眠の質を上げる工夫としても、日中に体をほぐしておくと寝つきが変わる実感があります。
運動の目的を「効果」に置かない
回復期に運動器具を選ぶとき、私は消費カロリーや運動効果で選ばないほうがいいと考えています。
効果で選ぶと、「効果が出る量」をこなせない日が失敗になります。そして失敗が続くと、器具そのものを見たくなくなる。生活リズムを整えようとして焦り、かえって悪化させたのと同じ構造です。
基準にすべきは「一番調子が悪い日でも、これならできるか」だと思っています。
- 立てない日 → ストレッチポール(寝たまま)
- 座れる日 → フィットネスバイク
- 立てる日 → ステッパー
- 外に出られる日 → 散歩
段階を用意しておけば、どの日でも「ゼロ」にならずに済みます。
まとめ
- 医師に運動を勧められても、外出は段階が多くて実行できない日がある
- 器具は運動効果ではなく「準備の段階数」で選ぶ
- ステッパー(立つだけ)/フィットネスバイク(座ったまま)/ストレッチポール(寝たまま)
- 集合住宅なら静音性は必須条件
- 基準は「一番調子が悪い日でもできるか」。段階を用意してゼロの日を作らない
※本記事で紹介している製品は、公開されている仕様と評判をもとに検討しているものです。運動の可否については主治医にご相談ください。

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