図書館を利用するようになってから、私の生活には少しずつ「余白」と「流れ」が生まれるようになりました。
本を無料で読めるというだけでなく、そこで得た体験が、思考や言葉として自分の中に積み重なっていく感覚があります。
実は最近、noteで有料記事を書くことにも挑戦しました。
自分の経験や調べたこと、考えたことをまとめて、一つの作品として形にする。
それは、ただ本を読むだけでは得られなかった「表現する楽しさ」を再発見するきっかけになりました。
本を読むことは、自分の中に種をまくこと。
書くことは、その種から芽を育てること。
そんなイメージに近い気がしています。
📙 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』との出会い
図書館で借りた本の中に、
フィリップ・K・ディックの 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 がありました。
あの映画『ブレードランナー』の原作として有名な作品です。
前から気になってはいたのですが、買う余裕がなく、
図書館で見かけたとき、迷いなく手に取りました。
読み進めていく中で、物語の中心にある問いに引き込まれました。
「人間らしさとは何か?」
「感情はどこから生まれるのか?」
作中では、人間とアンドロイドの境界があいまいになっていきます。
人工的に作られた存在であっても、
悲しみや孤独に似た反応を見せることがある。
でもそれは「感情」なのか、それとも「模倣」なのか。
ページをめくるほどに、問いが深く胸に残ります。
読み終わったあと、私はしばらく本を閉じたまま、
静かに考えていました。
もしかして、「人間らしさ」とは、
正確に定義できるものではなく、
それぞれの心の中に揺らぎとして存在しているのではないかと。
🌱 今、思うこと
生活保護を受けている今、経済的な余裕はありません。
でも、図書館を通して本と出会い、
私はまだ「学べる」し「感じられる」し「言葉を紡げる」と思えました。
お金がなくても、世界は閉ざされない。
知ること、考えること、言葉を持つことは、誰からも奪われない。
図書館はその入口であり、
書くことはその出口なのかもしれません。


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