体調に波がある状態で資格の勉強を続けてきて、モチベーションについての考え方が変わりました。
やる気を上げる方法を探すのをやめました。やる気が出ない日は、何をしても出ないからです。代わりに、やる気がない日でも進む仕組みを作るほうに切り替えました。
私は非定型うつの過眠があり、夕方まで寝てしまう日があります。それでもデータサイエンス系の検定に合格し、いまは情報処理安全確保支援士とTOEICを進めています。その過程で効いたことを書きます。
1. 「今日やる量」ではなく「今日やめる条件」を決める
ノルマを決めると、達成できなかった日が失敗になります。失敗の記録が溜まると、机に向かうこと自体が苦しくなる。
そこで「これをやったら終わり」という下限だけ決めるようにしました。問題を1問解いたら終わり。動画を1本見たら終わり。上限は決めません。
調子がいい日は自然に続きます。悪い日は1問で終わる。どちらも「達成した日」として記録されます。連続記録が途切れないことのほうが、1日の量より効きます。
2. 再開地点を残しておく
体調を崩して数日空くと、「どこまで理解していたか」を忘れます。そして思い出す作業から始まると、それだけで気力が尽きます。
蛍光ペンで色分けする方法を使っていますが、目的はきれいなノートを作ることではありません。「次はここから」を未来の自分に残すことです。
ブランクがある前提で記録を残しておくと、再開のコストが下がります。
3. 期限のある試験を1つだけ入れる
矛盾するようですが、締切は必要です。ただし1つだけ。
私はデータサイエンス系の検定を61点でギリギリ合格しました。正直、余裕はありませんでした。それでも受けてよかったと思っています。日付が決まっていたから、動ける日に手をつけたからです。
ただし複数を同時に入れると破綻します。体調が崩れた瞬間に全部間に合わなくなり、どれも捨てることになる。締切は常に1つまでと決めています。
4. 「何もできなかった日」を記録に残さない
これは意識的にやっています。
学習記録アプリで連続日数が途切れると、そこで一度やめてしまうことが多かった。「ゼロの日」が可視化されると、再開が重くなります。
いまは記録の粒度を粗くしています。日単位ではなく週単位。週に1日でも進んだなら、その週は進んだ週です。
回復期は「できることだけやる」と割り切ったほうが結果的に早いという実感がありますが、記録の付け方もそれに合わせる必要があります。
やる気が出ないのは、意志の問題ではないかもしれません
最後に、一番言いたいことを書きます。
私は長い間、勉強が進まないのを自分の意志の弱さだと思っていました。実際には非定型うつの症状で、意志の問題ではありませんでした。
診断がついたとき、少し楽になりました。「自分がダメなのではなく、そういう状態にある」と理解できたからです。
もし、やる気が出ない状態が何ヶ月も続いているなら。それは工夫で解決する範囲を超えているかもしれません。モチベーションの本を読む前に、一度受診してみる価値はあります。
まとめ
- やる気を上げる方法ではなく、やる気がない日でも進む仕組みを作る
- 「今日やる量」ではなく「今日やめる条件」を決める。上限は決めない
- 再開地点を残す。思い出す作業から始まると気力が尽きる
- 締切は常に1つまで。複数入れると体調が崩れた瞬間に全部捨てることになる
- 「ゼロの日」を可視化しない。記録は週単位で十分
- 何ヶ月も続くなら意志の問題ではないかもしれない。受診も選択肢に

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